地獄の回想録

2006年からやっているブログの記事を機械的に貼り付けました。

2015年

2015/06/24 12:53

『環状線』 昔書いたやつです。 足元を猫が走っていると思えば、それは揺れに合わせて転がるコーヒーの空き缶だった。長い夢を見ていた。どれくらい眠っていたのかと外の風景に目を遣るが、間抜けに口を開いた俺の顔が見えるばかりである。 車内は閑散として…