2007/01/25 17:02
『夢』
中途半端に眠ったせいで、怠くてかなわない。
生きた豚がいぶられてゆく夢を見た。
豚の姿が、段々あなたに変わってゆく。
あなたはお高い桜の木のチップの中で、悶えることなく死んだ。
そんな夢を見たから、余計。
助けて、とも言わず、あなたはいぶられたの。
あなたに話したら、なんて言って笑うかしら?
携帯電話をいじり、電話帳の中のあなたの名前を睨む。
しつこい女でいい。
未練が残っているのだから、しょうがない。
あの夢が、あなたへの想いが具現化したものだというなら
私は一体何処で、どういうカオで、あなたを見ていたのかな。
何か行動に移すこともないけれど。
何処かでまたあなたの笑顔を見たなら、私はきっと、
あなたの幸せを願えるだろう。
さすがにいぶりは、しないでしょ。